奥出雲町八代の町並 
八代
地図


八代の町並
 奥出雲町八代は島根県の東部、斐伊川の支流八代川の流域、奥出雲町の中心街、三成から北に約4km程の所に位置する。
江戸期は松江藩領。村高は「雲陽大数録」では450石。「天保郷帳」では511石余、地内に鉄山が三ヶ所あったと記す。
明治8年に中村を合併。「郡村誌」によると合併後の八代村の家数130(うち農業68・工業14・商業17日雇22)・人数572、牛79・馬26とあり、古くから周辺の中心地で、郡内鉄師が和鉄製品を松江へ馬の背によって輸送する中継地として賑わった。
特産は煙草・人参・麻・柿・炭で酒造も行われていた。
古い町並みは旧備後街道に沿って展開している。新しく県道25号線としてバイパスが造られたので、古い町並みはそのまま保存された格好になっている。中2階建て2階建て、平入り切り妻造りの町並み、中には出桁造りのような建物、江戸期に遡るとみられる建物、トタン葺の建物は板葺きだった名残でしょう。なかなか見応えのある古い町並みを展開していて、この町を訪ねて良かったなあと思った。
町並み指数 50
参考文献    
   角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  昭和54年
   島根県の地名  平凡社  (有)平凡社地方資料センター  1995年

八代の町並

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