長門市俵山温泉の町並み 
俵山
地図


俵山温泉の町並み
 俵山温泉は長門市街から南西に約12km、瀬戸内海に流れる木屋川の最上流に位置する古くからの温泉である。
江戸時代の俵山村は萩藩領で、慶長15年(1610)の検地帳によると、田133町9反・畑28町3反・屋敷140軒とある。
「防長地下上申」によると、享保13年(1728)の家数334・人数1,467とある。「防長風土注進案」によると、天保13年(1842)の家数475・人数2,089とあり、家数のうち農業者以外に職人56・商人25を数え酒場1・酢醤油屋1・紺屋4・鍛冶屋5などがいた。その他に大工・木挽・桶屋などがあり、温泉のある湯町を中心に活発な経済活動が行われていて高札場もあった。
俵山温泉は「防長地下上申」によると、享保12年(1727)には湯町屋敷22軒、湯坪1ヶ所。「防長風土注進案」には湯町家数35軒・湯屋2ヶ所とある。
萩藩主もしばしば湯治しており、藩主入浴のため建てられた御茶屋や湯宿を中心に湯町は栄えていた。安政6年(1859)の湯銀入別指引算用帳によると湯宿27軒の年間客数の合計は13,756人にのぼる。
昭和30年俵山温泉は国民保養温泉に指定され、昭和56年には環境庁から国民健康温泉地として指定されている。
この温泉地を訪ねたのは湯治が目的でなく町並みを見るためである。昔からの湯治場の雰囲気が強い温泉地。近代的な大きなホテルが無く、欲衣姿の湯治客が細い道を歩いている昔のままの湯治場だ。
聞くと内湯のある旅館は無くて、入浴は全て外湯とのこと。それで浴衣姿の登場となったのである。細い一本の道路に沿って温泉旅館が並んでいる。木造2階建てや3階建ての建物が連なる。中には格式が高いような伝統的な旅館様式の建物も混じり、湯治場の雰囲気はなかなか良い。土産物屋も遊興場もある鄙びた温泉地だった。
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参考文献    
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  1988
  山口県の地名  平凡社  下中邦彦  昭和55年

俵山温泉の町並み

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