益田市津田町の町並 
津田町
地図


津田町の町並
 益田市津田町は島根県の西端、益田市街から北に約5kmの所、日本海に面して、津田川の河口に位置する町である。
江戸期を通じて浜田藩領。
海に面して良港を控える津田浦には、慶応2年(1866)の浦方諸事書上帳では240石積船から39石積船まで、廻船6・大漁船5・漁船18とあるから、益田七浦の一つに挙げられていた通り、廻船と漁業で成り立っていたようだ。文政(1818〜30)頃より大敷網・鰯網漁も盛んで、大網講の地引網は室町末期より行われていた。津田の特産品の畳表もこの港から積み出されていた。
安永6年(1777)の村明細帳には家数126・人数602とある。
訪ねた古い町並みは海岸線に沿った、旧山陰道の両側に展開する町並み。赤瓦の町並みで、津田川の河口近くでは豪商の屋敷も見られる。
商業を主にした在郷町的な様子見られないので、やはり山陰道を控えた宿場町・漁師町だったのだろう。
町並み指数 40
参考文献    
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  昭和54年
  島根県の地名  平凡社  (有)平凡社地方資料センター  1995年

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