岡山市南区阿津の町並
南区阿津
地図


南区阿津の町並

  岡山市南区阿津は児島半島北岸、児島湾の東部に位置する。
阿津村は古くは現在地の南西の山麓にあったが、中世末期から吉備の穴海西部の陸地化が進み、漁業が出来なくなったため、近世初頭に現在の地に移ったと伝える。
宇喜多氏、小早川氏の支配を経て、慶長8年(1603)から岡山藩領。阿津村の村高は「領分郷村高辻帳」「備陽記」ともに339石余、「天保郷帳」「旧高旧領」384石余。
「備陽記」によると家数258・人数1,264、小猟船から7端帆の船90、池11。主産業は漁業で、16世紀頃には樫木漁業の漁業権が確立していた。樫木漁業とは干潮時の急速な流れを利用した定置網の一種で、阿津・北浦・八浜の郡内3ヶ村に漁業権が存在し、この3ヶ村が児島湾内でも勢力の強い加子浦であった。
樫木漁業はその後、改良が施され発展したが、児島湾干拓事業の進展と、昭和34年児島湾締切堤防の完成により消滅してしまった。
明治24年の家数285・人数1,257。
今、集落を歩くと、漁業集落そのものと云う感じの集落だった。細い通路の両側に民家が密集している。土蔵を残した家、本瓦葺を残した家、ナマコ壁を残した家々など、黒板壁に囲われた民家が見られる集落だった。
町並み指数 30
参考文献   
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  1989年
  岡山県の地名   平凡社   (有)平凡社地方資料センター   1988年

南区阿津の町並

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