常滑市古場町の町並み 
古場町4〜6丁目
地図


古場町の町並
 古場村は伊勢湾に面し、西浦街道と海岸との間で熊野村の南に位置する。
江戸時代は尾張藩領、横須賀代官所支配であった。「寛文村々覚書」によると家数35・人数196。「徇行記」によると家数88・人数379で集落は海浜と東の山麓に分れる。農業中心の村であるが、戸数の割に耕地が狭いために黒鍬稼ぎを30人程が従事していて、小百姓のみで貧村なり」とあり、他に造り酒屋1戸、波不知船を持ち廻船する者もおり伊勢に運んでいた。
明治初期には酒造業者は9軒もあり、明治32年でも9名の酒造家の名がある。明治末では2戸になり、大正期には3戸となっている。
古場は海岸に沿って黒板貼りの家屋が連なる農村集落である。最近まで3軒の造り酒屋があったようであるが、今では1軒のみが醸造されていた。 
町並み指数 40
参考文献    
  愛知県の歴史散歩上下  山川出版社  愛知県高等学校郷土史研究会 1996年
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会

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