上野間村は伊勢湾に面し、西浦街道(常滑街道)に沿って発達している。 江戸時代は尾張藩領、横須賀代官所支配で「寛文村々覚書」によると、家数80・人数773とある。「徇行記」によると家数245・人数1,197とあり、民家は海浜および街道に建ち並び、黒鍬稼ぎ(土木専門出稼ぎ)の者が34、5人もいるとあるので、耕地が少なく貧しい村だったことが解る。造り酒屋が7戸もあって、江戸に運送していたが村には廻船がなかったようだ。そして漁業も発達しなかった。 今、古くからの集落は国道247号線と海岸線の間に位置し、黒板貼りの主屋や土蔵の集落は細い路地道に展開している農村集落だった。 愛知県の歴史散歩上下 山川出版社 愛知県高等学校郷土史研究会 1996年 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 |
上野間の町並 |
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