明和町大淀は三重県の中東部、北東は伊勢湾に面し、大堀川河口の左岸に位置し、大堀川を境にその東南側は伊勢市である。 江戸期には中大淀村と呼ばれていた。江戸期はじめは鳥羽藩領、延宝8年(1680)幕府領、天和元年(1681)再び鳥羽藩領、享保11年(1726)幕府領、同年八田藩領となる。 村高は「文禄3年高帳」「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに895石余で変化なし。半農半漁を営み、河口近くの大淀港は藍玉や干鰯などの貿易港・漁港として栄えていた。 今、集落を歩くと、農漁業集落として密集していて、漁業・水産加工の盛んな地域である。板張りの大型家屋や土蔵も多く見られる大きな集落である。家屋は板囲いのであるが、伊勢地方に多い出桁板張りの家屋は比較的少ないように思った。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和58年 三重県の地名 平凡社 下中邦彦 1983年 |
大淀の町並 |
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大淀の造り酒屋 |
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