伊勢市村松町は三重県の中東部で伊勢湾に面した海岸低地である。 江戸期を通じて鳥羽藩領。松村村の高は「慶安郷帳」では836石余、うち田方578石余。「元禄郷帳」879石余、「天保郷帳」「旧高旧領」共に962石余。たこ漁でたこ140ぱいを伊勢神宮に上納し、神役を勤めている。 有滝・土路・西条・中大淀・東大淀の諸村との間に漁場の境界や漁業権をめぐってしばしば争論が発生している。 漁港は集落の東南端にある。集落は農漁村集落と思われる集落形態で、農業以外ではノリ養殖と小型の底引き網が行われている。 集落内を歩くと、漁業集落の様に家屋が密集している度合いが少なく、農村集落の要素が大きいと思われた。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和58年 三重県の地名 平凡社 下中邦彦 1983年 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |
村松町の町並 |