宇和島市津島町下灘地区の町並 
津島町塩定・津島町浦知・津島町針木
地図


津島町塩定の町並

 宇和島市津島町下灘地区は愛媛県南西部、宇和島市街から南へ約15km、由良半島の付根部分の北側に位置し、西は豊後水道に面する。
江戸期は宇和島藩領。下灘浦や下灘村と云われた。下灘浦の村高は「慶安郷村数帳」では460石余、「元禄村浦記」「天保郷帳」ともに460石余、「旧高旧領」225石余。「大成郡録」によると宝永3年(1706)では家数226・人数1,210、牛6・馬1、鉄砲13、元網8.・鰯網12・網船24・、小船143・……とある。
宝暦7年(1757)の家数241・人数1,111。元網18・網船22・小船43となっている。
天保5年(1834)の宗門人別では家数453・人数3,029とある。
寛文7年(1667)調査の「西海巡見志」は下灘浦にある15の浦について記している。
それによると塩定浦の高は10石で家数6。浦尻(浦知)浦の高は9石で家数8。針木浦の高は12石で家数8とある。
物産は米・麦・雑穀・蔬菜・鰯・?・藍・麻・葛・酒など。
明治37年では家数951・人数6,413。大正10年では930・人数5,845であった。
特徴ある漁村でないが、漁村独特の路地が続く町並であった。
 町並み指数 30
参考文献   
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  昭和56年
  愛媛県の地名  平凡社  下中邦彦  1980年

津島町塩定の町並

津島町塩定の町並

津島町塩定の町並
 
津島町塩定の町並

津島町塩定の町並

津島町塩定の町並

津島町浦知の町並

津島町浦知の町並

津島町針木の町並

津島町針木の町並
古い町並みへ戻る