鹿児島市から南へ約380km海上にある奄美大島の大和村は、奄美大島の中部に位置し、北から北西は東シナ海に面している。 大和村の江戸期は鹿児島藩の直轄地で、焼内間切大和浜方に属していた。大和浜方は、今里・志戸勘・名音・戸円・金久・大棚・大和浜・恩勝・津名久・湯湾釜・国直・毛陣の12ヶ村であった。 明治初年と考えられる大和浜方村明細帳では高頭775石余、田79町余・畑15町7反余・山野102町2反余、貢米325石余、砂糖31万1084斤、人数3,417人、現夫627人・半夫76人とある。 そして今里村の明細帳では高頭88石余、田9町、畑2町4反、山野18町3反、人数590人、現夫120人、半現夫16人とある。 今、集落を歩くと、集落の海側を通る県道79号線に沿って、集落を風から守るための石積みの石垣が多く見られ、集落内ではコンクリートブロック積のブロック塀が多く見られる。ブロック塀の内側には平屋建、トタン貼屋根の木造・鉄筋コンクリート造りの民家が、ひっそりと佇んでいた。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和58年 鹿児島県の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 1998年 |
今里の町並 |
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