うるま市勝連浜は沖縄本島中部、東海岸勝連半島の先にある浜比嘉島の北西部の砂丘上に位置する小さな集落。 江戸期は勝連間切19ヶ村の一つで浜村と云われたていた。勝連間切「高究帳」では石高2,022石余、うち田914石余・畑1,107石余。 浜村は浜比嘉島の北西部にある集落ですが、北東部にある比嘉村と合わせ浜比嘉村として扱われることもあった。 浜村は絵図郷村帳には「はま村」とある。琉球国究帳には「ばま嶋」とあり、石高44国余、田27石余・畑17石余。この「ばま嶋」には比嘉村も含まれていたと思われる。 家数・人数は明治13年には66・355、明治36年には90・469とある。 集落内を歩くと、琉球石灰岩の石垣が多く見られる集落で、平屋建て寄棟造りの沖縄独特の家屋が樹木の中に建っている。屋根には赤い瓦やコンクリート瓦が乗っている。集落内には比較的自動車や人が多く歩いている。それも観光客だ。観光地でもないのにどうしてと思っていると、皆様の目指すのは一軒の食事処だった。赤い瓦を乗せた古い沖縄民家を改造して、食事処として営業しているお店。訪ねてみると予約制だとか。有名なお店なのだろう。 海中道路を経て沖縄本土勝連半島と平安座島が繋がり、平成9年に平安座島と浜比嘉島が浜比嘉大橋で繋がり、陸続きになっために、観光客が簡単にこの島を訪ねられるようになった恩恵だろう。 漁業集落とのことであるが、日本本土の漁業集落とは様子が違っていて、チョット見た感じではその様には見えず、沖縄の農山村との印象だった。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和61年 日本の地名沖縄県 平凡社 (有)平凡社地資料センター 2002年 |
勝連浜の民家 |
勝連浜の町並 |
勝連浜の町並 |
勝連浜の町並 |
勝連浜の民家 |
勝連浜の民家(食事場所) |
勝連浜の町並 |
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