佐賀市蓮池町蓮池は、佐賀平野中央部、佐賀城から西約5km、塩原川と佐賀江川の合流点西側に位置する。 蓮池村の江戸期は蓮池藩領、村高は「正保国絵図」「天明村々目録」では共に445石余、「天保郷帳」では632石余、「旧高旧領」では79石余。 蓮池藩主の城郭(御館)を中心に形成された城下町で、寛永16年(1639)佐賀藩主鍋島勝茂はその子直澄に分封して蓮池支藩が成立。城跡に御館が造られた。そして蓮池本町・蓮池魚町・蓮池神埼町・蓮池城原町・蓮池紺屋町などの町を配して、小城下町が形成された。 蓮池城は蓮池の地にあった、中世小田氏の居城を改修したもので、竜造寺氏・鍋島氏の支配下にあっても元和元年(1615)の一国一城令まで城郭が築かれていた。 蓮池城跡は今蓮池公園として整備されている。 今回訪ねたのは蓮池城西に位置した旧蓮池本町と城西南に位置した旧蓮池魚町の地域である。城下町だった当時の町並みの名残は殆ど残っておらないようだったが、トタン覆いが被さっているが当地独特の茅葺屋根の家屋が多く見られた。 只残念なのは、旧蓮池魚町の一部を見残しているようで、もっと良い町並が展開しいるようだ。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和57年 日本の地名佐賀県 平凡社 下中邦彦 1980年 |
蓮池町蓮池の町並 |
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