松浦市御厨町は北松浦半島の北部、竜尾川流域を占め、御厨町里免は津崎鼻を持つ岬の付根東側に位置する。 御厨屋とも御厨里村とも書く御厨屋村の江戸期は平戸藩領。村高は「慶長9年(1604)惣目録」2,933石余、「元禄12年(1607)郷村帳」では1,820石余、「天保郷帳」2,810石余、「旧高旧領」1,906石余。 明治8年の地理図誌では家数430・人数1,643、牛211。 明治17年の松浦郡の「郡村誌」によると村の幅員は東西10町余・南北1里15町余。村内には里免・立木免・寺ノ尾免・前田免・田原免……など11ヶ免からなり、50石未満漁船24・50石未満遊船10。物産は甘蔗・実綿・藍葉・葉タバコ・菜種・茶など。 今回訪ねた里免は御厨屋村の中心集落で、村役所が置かれ岬の先に続く道に沿って、板張りの民家が連なっていて、漁村集落の様相だった。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和62年 日本の地名長崎県 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 2001年 |
御厨町里免の町並 |
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