玖珠町戸畑は大分県北西部、玖珠盆地の北半で、筑後川の上流である玖珠川右岸に位置する。 江戸期の戸畑村は慶長6年(1601)佐伯藩領、元和2年(1616)日田藩領、寛永10年(1633)幕府領、天和2年(1682)日田藩領、貞亨3年(1686)からは幕府領。 村高は慶長6年(1601)の「予州替地御知行所」では1,838石余、「正保郷帳」2,600石余、「早稲簿」2,635石余、「天保郷帳」「旧高旧領」とも2,641石余。文政4年(1821)の家数396・人数1,791。 日田往還が通る平川付近は古くから玖珠川上流の玖珠郡諸村や下流の日田郡諸村との交流の要地で、宿場が形成され在郷町としても賑わった。 訪ねた所は現JR北山田駅の西部、旧日田往還沿いに展開する家並で、街道沿いの宿場町・在郷町の名残を色濃く残す静かな町並であった。少し前までは営業されていたような商家建物が連なる町並だが、今は殆どの家で店を閉じられていたのは寂しい思いだった。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和55年 大分県の地名 平凡社 平凡社地方資料センター 1995年 |
戸畑の町並 |
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