北中城村大城は沖縄県中部のほぼ中央部東側に位置している。 旧琉球期から近世には中城間切に属した。「琉球高究帳」では石高93石余うち田56石余・畑36石余。明治37年頃からハワイに移民するものが多くなった。 家数・人数は明治13年78・439、明治36年101・458とある。 昭和20年から21年に掛けて、米軍から帰村許可が順次出て、収容先から帰村が始まり、少しづつ復興への歩みが始まった。しかし、中城村域の中央部を米軍用地が占めていたことから、北部に位置する大城などの集落を北中城村として分離独立させたもの。 大城集落の南東部に、18世紀中頃の建築と見られる中村家住宅がある。付属屋も含めて屋敷構え全体がよく残されている。沖縄の住宅建築の特徴をすべて備えており、国の重要文化財に指定されている。立派な石垣を巡らして、赤瓦の多くの建物に圧倒される。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和61年 |
大城の町並(中村家前) |
大城の町並(中村家前) |
大城の町並(中村家前) |
大城の中村家 |
大城の中村家 |
大城の中村家 |
大城の民家 |
大城の町並 |