佐渡市河崎は佐渡ヶ島の中央部、両津湾に北流して注ぐ河崎川と真更川に挟まれ、両津湾に臨んだ地域で、集落は海岸沿いの平地に街村形態をなしている。 江戸期は幕府領。河崎村の村高は「天保郷帳」1,525石余。元禄7年(1694)検地帳では田67町余・畑24町余(うち塩畑1町余)。製塩・廻船業が盛んで、製塩は嘉永6年(1854)塩高取調書上帳では1,890石。廻船業は文化・文政年間(1804〜30)頃にはこの地の多くの廻船業者が蝦夷地と交易していた。 「巡村記」では、天保12年(1841)の家数214・人数989、村高1,525石余、田68町余・畑38町余。 慶応3年(1867)の塩浜四ヶ村釜屋年番帳では、塩釜数13枚、生産高566石とある。 今回訪ねたのは海岸沿いの地域であるが、漁業より農業集落のようで、出稼ぎの兼業農家が多いとのことだった。集落は板張り家屋の集落で、集落内の道は比較的広く、自動車が通れる幅だった。 角川日本地名大事典 角川書店 角川日本地名大事典編纂委員会 1989年 新潟県の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 1986年 |
河崎の町並 |
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