弥彦山の北東、角田山の南東に位置する福井集落。旧北陸道(北国街道)が通っていて、賑わっていたようだが資料がない。 角田山山麓の比較的高地に立地している。元和2年(1616)長岡藩領、寛永11年(1634)旗本牧野氏知行、文久3年(1863)からは三根山藩領。 延宝2年(1674)村明細帳によると村高521石余、家数70・人数506とある。五ケ峠を経て日本海にでる要路としても重要であった。 北陸道でも参勤交代が通らない区間だが、物資の移送もあり街道筋はそれなりに判るものですが、この福井集落は街道筋と云う感じはしない。この辺りの北陸道は度々ルートを変えているのかも知れない。 集落は何の変哲もない農業集落であったが、その中で旧庄屋「佐藤家」の茅葺き屋根の家が公開されていた。また、造り酒屋さんも健在であったが、古い家屋は何も残っていなかったのは残念。 角川日本地名大事典 角川書店 角川日本地名大事典編纂委員会 1989年 新潟県の地名 平凡社 下中邦彦 1986年 |
西蒲区福井の町並 |
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西蒲区福井にある旧庄屋の佐藤家 |
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