長岡市栃尾滝ノ下町と同じ解説になりますのでここでは省略いたします。 この町は栃尾滝の下町や旭町を訪ねる途中に見つけた所。 滝の下町と一緒に掲載しても良かったのですが、雁木の備わったよい町並みや造り酒屋さんもあったので、写真だけ別項目で掲載したものです。 栃尾城跡にある鶴城山東麓、西谷川左岸に位置する。戦国期に栃尾城を後ろ盾として形成された根小屋集落で、城の大手門前にあたるので大町と地名が付けられたと思われ、今にそのまま続いている 延宝3年(1675)の屋敷改検地帳では表間口合計181間・地子米合計3石余り。町肝煎家の富川伊右衛門が間口13間余の諸役御免の屋敷を構え、通りを挟んで向かいに同じ町肝煎家富川六郎左衛門、両肝煎の両隣りに町年寄りの佐藤・坂井・安川の諸家が並び、栃尾組の酒三座であった大坂屋・長崎屋・山城屋も軒を並べている。 当地では正保3年(1646)から慶安元年(1648)頃に村松(現五泉市村松)と1年交替で馬市が行われていた。 町並みは滝の下町と同じ様に雁木の備わった妻入りの町並みが続いている。現代のアーケードと異なり、雁木は個人の所有地に個人か勝手に造るのだから、一軒一軒別々のものになるので、確かに歩きにくいが、冬の豪雪時の通行には欠かせない存在である。 何時までも残したい町並みの要素の一つです。 角川日本地名大事典 角川書店 角川日本地名大事典編纂委員会 1989年 新潟県の地名 平凡社 下中邦彦 1986年 |
栃尾大町の町並 |
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