河合町は奈良盆地西部に位置し、山坊は河合町の中央部佐味田川左岸にある。 慶長郷帳には「山の坊村」とあり領主は御番衆。元和元年(1615)郡山藩領となりそのまま明治に至る。 享保9年(1724)では家数38・人数180、酒造人1・商人6とある(和州御領郷鑑)。 古くから稲作主体の農業集落であったが、用水不足のため綿作栽培が盛んで、他に菜種・大根・ゴマ・大豆等も作られていた。 この農村集落は県道132号線を通っていて、古い伝統的な様式の家屋が多い集落と立寄ったもの。 この集落は今でも農業集落のようで、集落の周囲は田圃のままの所が多く、奈良盆地に広がる一般的な農村集落の一つであった。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 1990年 奈良県の地名 平凡社 下中邦彦 1981年 |
山坊の町並 |
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