姫路市飾磨区都倉・亀山は、JR姫路駅の南南西約2.5kmの所、船場川と野田川の間に位置する。 都倉・亀山はともに姫路城下と飾万津を結ぶ飾磨街道に沿った集落で、江戸期は都倉は姫路藩領、亀山は本徳寺領であった。 都倉町の江戸期は飾万津20町のうち岡手五町の一つで、慶長国絵図に「とくら町」とある。弘化4年(1847)の飾万津中明細覚書によると家数112・人数440。 亀山町は上記飾磨街道筋が町場化した時に、亀山の一部が亀山町となったようで、都倉町に続いて飾万津20町と一体化しているが、行政支配の面では亀山本徳寺領だったので飾万津20町には含まれない。慶長国絵図では東に「かめやま町」、その西に「亀山」と見える。本徳寺領で町奉行や代官の支配を受けないため、浪人などが身を潜め、元禄年間()頃には旧赤穂浪士の家族が多く居住したという。明治24年の家数75・人数400とある。 ここを訪ねたのは偶然で、飾磨区天神などの町並を訪ね、その後北条を訪ねようと車を走らせていて見つけたもので、旧飾磨街道に沿って古い伝統的な家屋が点在していた。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和63年 兵庫県の地名U 平凡社 平凡社地方資料センター 1999年 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉2丁目の町並 |
飾磨区都倉1丁目の町並 |
飾磨区都倉1丁目の町並 |
飾磨区亀山の町並 |
飾磨区亀山の町並 |