熊野本のこの辺りはかって辻沢村といい、鍛冶が盛んなところで剃刀鍛冶の本場で剃刀の生産が多かった。 辻沢村は慶長5年(1600)より若狭小浜藩領になり、そのまま明治を向えている。 宝暦9年()の戸数43・人数210であった。文化4年()の戸数・人数も全く同じ。明治12年辻沢村は今市村・平井村と合併して熊野本村となっている。 今は旧近江路沿いにある農村集落そのものである。町並は平入り・妻入り、切り妻・入り母屋の建物が混在する街道筋の集落であった。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和54年 滋賀県の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 1991年 |
新旭町熊野本の町並 |
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