横芝村は九十九里道と多古藩の陣屋町だった多古町を結ぶ街道が交差する辺りに発達した集落である。 文禄3年(1594)の上総国村高帳に村名が見える。寛政5年(1793)では高347石余り、家数84。慶応元年(1865)の書上帳では家数87とある。宿場としての継立場でもあったが、規模が小さかったのか詳細は不明。 横芝村の江戸時代は寛文8年(1668)では旗本井戸領300石・永田領30石余りで、以後領主は幕末まで替わっていない。 古い町並みは余り残っていなかったが、九十九里道と多古町への道の交差した辺りに伝統的な様式の家屋が点在していた。寄棟と切り妻の建物が多く殆どが2階建てだったことから、明治から昭和初期にかけて建てられたものだろうと思う。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和54年 日本の地名 千葉県 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 1996年 |
横芝の町並 |
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横芝の民家ですが、建て方が変わっています。 |
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