茂原市茂原の町並
茂原
地図


茂原の町並

 茂原市茂原は房総半島内陸部の町で、半島中央部よりやや太平洋側寄りに位置し、千葉市内からは南東に約30km程である。
江戸期には上茂原村と下茂原村に分けることも、下茂原村を単に茂原村と云うこともある。
江戸期の支配関係は複雑で、幕府領と多くの旗本領が入り混じっていた。また村高は文禄3年(1954)「石高覚書」では茂原村289石余・上茂原村187石余、「元禄郷帳」では上茂原村209石余・下茂原村305石余、「天保郷帳」650石余、「旧高旧領」611石余。
「上総国村高帳」での家数は上茂原村41・下茂原村359。
当地(特に下茂原村)は中世より藻原寺の門前町として発展したが、慶長年間(1596〜1615)4・9の日の六斎市が免許されると、市場町としての性格を強め、塩が最も重要な売買品であった。その上、交通の要衝としての宿場町の役割も担って、町場として景観を呈し、在郷町として発展した。交通は本納村方面からの通称房総東街道や江戸湾と外房を結ぶ伊南房州通往還、更に長男宿への道が通る交通の要衝であった。
明治7年の家数408・人数2,019であり、下茂原村は明治14年に茂原町と改称した。
今、町並に伝統的様式の家屋は多く残って居らないが、防火対策の土蔵造りの商家建物が点在している。殆どは切妻造り2階建てで平入の建物だが、僅かに中2階建て、寄棟造り、入母屋造りの家屋が混じる町並であった。
町並み指数 30
参考文献     
  角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  昭和59年
  日本の地名 千葉県  平凡社  (有)平凡社地方資料センター  1996年

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並

茂原の町並
古い町並みに戻る