東京都葛飾区柴又は東京都北東部、千葉県との県境、江戸川と中川に挟まれた低地帯で、江戸川の西岸に位置する。 江戸川右岸に位置する日蓮宗題経寺は、柴又帝釈天の名で親しまれている寺院。江戸時代後期に庚申待ちの信仰と結びつき、江戸を中心とした帝釈天信仰の中心となり、明治から大正にかけて帝釈天の門前に商店が建ち並んだ。 江戸期は幕府領。村高は「田園簿」では637石余、「元禄郷帳」647石余、「天保郷帳」「旧高旧領」ではともに640石余。化政期(1804〜29)の家数97、文政7年(1824)の人数409。 現在の門前町の形態が出来たのは明治に入ってからで、昭和44年からはじまった松竹映画「山田洋次監督の寅さんの「男はつらいよ」シリーズで一躍有名になった。 京成電鉄柴又駅から帝釈天に続く参道の両側に伝統的な様式の門前町が続く。中でも柴又街道(都道307号線)を超えた辺りから帝釈天まで150m程の間に賑わった門前町が展開する。有名な団子屋や漬物屋・煎餅屋、料理屋などが軒を連ねる。訪ねた日は突然の大雪に見舞われた日だったにもかかわらず、多くの観光客で賑わっていた。 東京都の歴史散歩上 山川出版社 東京都歴史教育研究会 1998年 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 昭和53 東京都の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 2002年 |
柴又7丁目の町並 |
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