房総半島南部では、槇の生垣が多く見なれます。各所に見られますが、今回は房総半島南部の西側の東京湾岸の槇の生垣(場所館山市正木)と東側の太平洋側の槇の生垣(南房総市和田町)の槇生垣写真を掲載致します。 槇はイヌマキが用いられています。イヌマキはマキ科(針葉樹)に属する暖地性の種類で、房総半島から沖縄諸島まで広く分布していますが、房総半島辺りが北限と云われています。でも先日茨城県の北部日立市でも槇の生垣を見ましたので、房総半島より少し北でも大丈夫のようです。 昔から多くの家がイヌマキの生垣を巡らせたのは、防風や防砂の役割のためだけでなく、防暑や防寒のために、さらには防火や外敵防除の機能も持たせていたのでしょう。 イヌマキは千葉県の樹にも指定されている樹で、一番馴染みのある樹木なんでしょう。細かな葉が密集していますので、防風・防火・防砂・潮害の効果が高く、その生垣は海岸部集落にとっては欠かすことが出来ないものなんでしょう。 古い町並の千葉県九十九里浜の九十九里町片貝でもイヌマキの生垣の写真を掲載しています。 |
館山市正木の槇の生垣 |
館山市正木の槇の生垣 |
館山市正木の槇の生垣 |
館山市正木の槇の生垣 |
南房総市和田町の槇の生垣 |
南房総市和田町の槇の生垣 |
南房総市和田町の槇の生垣 |
南房総市和田町の槇の生垣 |