三方は敦賀と小浜のほぼ中間に位置し、江戸時代には丹後街道の宿駅的機能を果たしていたところだ。 江戸時代を通じて小浜藩領で、文化4年(1807)の家数88・人数377とある。町並の東方に曹洞宗の臥竜院がある。酒井氏が小浜藩主として入部に際して、当院で寄宿したことから、以後藩主の参勤交代時の昼食場所になっていたという。また巡見使の宿にも使われていたようだ。 丹後街道に沿った集落で宿駅機能も持っていただろうが、小さな宿場町・街道町だったのだろう。 JR小浜線と国道27号線に挟まれた狭い地域に旧街道が通っている。その街道に沿って町並が展開する。かっては商店が並んでいただろうが、今は僅かのお店が残っている程度である。 でも、町が賑わっていた当時の面影は街道に面して建つ民家を見れば一目瞭然である。 商家の建物がそのままだったり、前面を一部改装されていたりするが、古い町並はそのまま残っていると言っても過言ではあるまい。 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 1989年 福井県の地名 平凡社 下中邦彦 1981年 |
三方の町並 |
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