最上町瀬見温泉の町並み 
瀬見
地図


瀬見温泉の町並
 最上町瀬見は山形県の北東端、最上郡東部の最上町の最西端、最上川の支流小国川の中流域左岸に位置する。
江戸期の瀬見は大堀村の(一時期を除いて)枝郷であった。大堀村の江戸期はじめは最上氏領、元和8年(1622)からは新庄藩領。村高は「新田本新庄領村鑑」では元和8年(1622)281石余、元禄13年(1700)513石余・宝永6年(1709)762石余。「天保郷帳」では本村572石余、枝郷瀬見村18石余。大堀村の家数・人数は寛政6年(1794)46・259、文化9年(1812)59・296とある。
瀬見温泉は、源義経の妾北の方が亀若丸を生んだ際に、産湯を探しに出かけた弁慶が発見したと云われる温泉で、同温泉には歴代新庄藩主が湯治に訪れている。
小国川沿いを走る最上小国街道(現国道47号線)は瀬見をとおり、新庄城下・羽州街道舟形宿方面と奥州街道吉岡宿から仙台方面を結ぶ幹線道路として、多くの人馬が往来した。
この瀬見温泉の町並は偶然国道47号線を通っていて、大きな旅館建物 喜至楼を見かけ立ち寄ったもの。湯治場の雰囲気が残る温泉街の町並は落ち着いたようすで、夏の避暑と秋の瀬見渓谷の紅葉時には観光客で賑わうそうである。

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参考文献
   角川日本地名大辞典  角川書店  角川日本地名大辞典編纂委員会  昭和56年
   山形県の地名  平凡社  (有)平凡社地方資料センター  1990年

瀬見温泉の町並

瀬見温泉の町並

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