会津若松市大戸町の町並 
大戸町上三寄南原・大戸町上三寄香塩・大戸町上三寄豆田
地図


大戸町上三寄南原の町並

 会津若松市大戸町は会津盆地南端、阿賀川上流域の東岸に位置する。今回訪ねた大戸町上三寄は江戸時代には南原村・香塩村・大豆田村と呼ばれた所で、明治8年に3ヶ村が合併して上三寄村となったもの。
南原村・香塩村・大豆田村は共に、江戸期は会津藩領。下野裏街道に沿った村々で、北から南原村・香塩村・大豆田村であった。文禄3年(1594)の蒲生領高目録では、南原村は原村とあり高167石余、香塩村は加塩村とあり高191石余、大豆田村の高66石余。
文化15年(1818)の村日記では南原村190石余、香塩村399石余、大豆田村185石余。化政期の家数は南原村28、香塩村43、大豆田村26。明治4年の家数・人数は南原村27・136、香塩村33・171、大豆田村23・123とある。
古い町並は、旧下野裏街道に沿って展開している。この町並も会津美里町高田から矢吹町に向かって走っているときに、通りかかって見つけた町並。平屋建てでトタン屋根の大型家屋が建ち並ぶ町並。トタン屋根も赤色・青色・黒色とバラエテイに富み、町並に彩りを与えている。屋根を二重にした土蔵、大きな主屋の屋根に気抜きを設けているのは、養蚕盛んなときの名残だろう。東北地方独特の寄棟造りの一辺を切り落としたような形の屋根の家屋が多く見られた。
町並み指数 40
参考文献
  角川日本地名大事典  角川書店  角川日本地名大事典編纂委員会  昭和56年
  福島県の地名  平凡社  (有)平凡社地方資料センター  1993年 


大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄南原の町並

大戸町上三寄香塩の町並

大戸町上三寄香塩の町並

大戸町上三寄香塩の町並

大戸町上三寄香塩の町並

大戸町上三寄豆田の町並

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