永井野中町・永井野下町
地図
永井野中町の町並
| 会津美里町永井野は福島県西部、会津盆地の南西部、阿賀川の支流宮川の扇状地に位置する。江戸期はじめは会津藩領、寛永２０年（１６４３）からは南山御蔵入領。 もともと３００ｍ程上流にあって大原村と称していたが、洪水に悩まされて現在の地に移ったという。のち長尾村と改称。寛永４年（１６２７）頃現在名の永井野と改称した。 下野裏街道にそって宿場町高田の南にある街道筋の集落で、文禄３年（１５９４）の蒲生高目録には長尾とあり、高７４２石余。化政期の家数は８７、明治４年の家数１５０・人数８３６とある。文化１５年（１８１８）の南山御蔵入領組村高帳では高１，５０２石余。 この永井野の町並は、会津美里町高田の町並を訪ねた後、約２ｋｍほど南で偶然見かけて立ち寄ったもの。江戸末期から明治にかけての土地集積が大きく進んだ地域と思われる。大きな土蔵を備えた大型家屋の家が連なる。宿場町や在郷町でないのは明らかで、商家の建物が少なく、大農家の土蔵と思われる建物。この頃の大農家は必ず何らかの事業を行っているので、まあ豪農の集落と云う感じと思いながらの町並探訪だった。 角川日本地名大事典 角川書店 角川日本地名大事典編纂委員会 昭和５６年 福島県の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター １９９３年 |
 永井野中町の町並 |
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 永井野下町の町並 |
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