熱海温泉は東日本を代表する温泉で、東京の奥座敷と云われている。 熱海の温泉の歴史は古く、古代にまでその起源をさかのぼることが出きる。源泉は熱海の大湯と伊豆山の走湯とされる。中世頃までは大湯は湯治場として知られ、走湯は神聖視され、一般人の使用は制限された。 徳川家康は湯治に二度熱海を訪れ、慶長9年(1604)には京都に上がる途中、熱海に七日間湯治している。3代将軍家光は御殿を造らせ、4代将軍家綱のときより将軍御用の御汲湯がはじまり、大湯が江戸に運ばれた。 昭和9年には丹那トンネルが開通し、関西方面からの来遊客が増大し活気に満ち、熱海は東京の奥座敷を呼ばれ、全国的に有名な温泉地になった。 今回訪ねたのは熱海市海光町で熱海駅の北東約5〜600m位の所である。急坂の町並で傾斜の緩い部分は大正から昭和初期に開発されたようだが、傾斜の強い部分は戦後に開発されたと思われるところだ。急傾斜の石畳の道路に沿って高い石垣が築かれた別荘地である。随分無理な開発がなされていて、この道路自動車が登れるのと思う場所もあった。 静岡県の歴史散歩 山川出版社 静岡県日本史教育研究会 1997年 角川日本地名大辞典 角川書店 角川日本地名大辞典編纂委員会 静岡県の地名 平凡社 (有)平凡社地方資料センター 2000年 |
海光町の町並 |
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海光町の保養施設 |
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