コダック・レチナ


レチナUタイプ011
1946年〜1949年にかけて製造されたドイツ製カメラ
レンズはシュナイダー・レチナクセノン F2.0 50mm
シャッターはコンパーラピッド 1/500秒まで
シャッターが切れない、レンズは曇っていると云うカメラでしたが、レンズは軽く研磨すると綺麗になりました。シャッターはフイルムを入れると切れました。故障じゃなく、フイルムを入れないので切れなかっただけの様でした。



レチナTa
1951年〜1954年(昭和26年〜昭和29年)発売
ドイツ製のコダックカメラ
シュナイダー レチナクセナー F3.5 50mm
このカメラもヤフーオークションで入手したのですが、レンズが薄く曇っていました。やはりクセナーの欠点と言うべきか、前玉の前側や後玉の前後に薄い曇りがあります。一枚づつ見ると、まあまあと思うのですが、組み立ててみるとやはり曇っている。曇っていそうな部分を研磨しましたが、あまりすっきりしたレンズにはなりませんでした。



レチナUa  タイプ016 
1951年(昭和26年)〜1954年(昭和29年)に製造されたもの
レンズはシュナイダー・レチナクセノン F2.0 50mm
シャッターはシンクロ コンパー 1/500秒まで。
レチナUの巻き取りがレバーになったもの。
レンズが僅かに曇っているが、あまり影響がないでしょう。



レチネット017タイプ  1952年(昭和27年)発売  ドイツコダック製
レンズはシュナイダー製のレオマー 50mm F4.5 3群3枚構成
シャッターはプロンター
レンズ構成が4枚以上のものがレチナ。3枚構成のものがレチネッテとして発売された。
レンズの中玉の表側にカビ跡が酷く残っているので、解像力が問題。
それに、画面の中央部に酷い光漏れがある。内面反射とは異なり鋭い光が入っている。原因が見つけられない。



レチナUc
1954年(昭和29年)発売
ドイツ製のコダックカメラ。レンズはシュナイダークセノン F2.8 50mm
シャッターは1/500秒まである。
前玉交換式でレンズ交換が出きるそうだが、このレンズしか持ち合わせがない。
ネットオークションで入手したが、綺麗に整備されたカメラで何もすることがなかった。距離合わせも快適にできる個体であった。



レチナTb
1954年〜1957年(昭和29〜32年)発売  ドイツ製のコダックカメラ
クセナーF2.8 50mm シャッターは1/500秒まである。
インターネットオークションで手に入れた。比較的綺麗でレンズもシャッターも大丈夫だったので、そのまま撮影したが、結果はダメだった。
ピントが全く合っておらず、「すりガラス」を入れてピントの点検をすると、カメラのレンズを最短距離の90cmにすると遠景のピントが何とか合う状態だった。
何回も分解された跡があるので、誰かが組み立て時におかしなことをやったのだろう。



レチナTb (2台目)
1954年〜1957年(昭和29〜32年)発売  ドイツ製のコダックカメラ
クセナーF2.8 50mm シャッターは1/500秒まである。
一台目のレチナTbはレンズの後玉を誰かが入れ替えたのか、焦点距離が狂っていて、0.9mにカメラを合わすと、遠方がきれいに写る状態だったが、今度入手したレチナTbはピントは正常だが、レンズに曇りがある
。それも前玉の前の部分と前玉の前面レンズの裏側、そして後玉の後側のレンズが少しずつ曇っている。一枚づつのレンズでみると、まあまあ大丈夫と思うが組んでみるとやはり曇っている。
そこで、殆ど全体のレンズを軽く研磨した。すっかり取れなかったが、まあ何とか支障なしで使えるだろう。



レチナVc  ドイツコダック製  1954年(昭和29年)発売
レンズはレチナクセノン F2.0 50mm
シャッターはコンパーで1/500秒まで
レンズ交換が可能。露出計は動かない
整備済という個体を入手したので、手許に入ってから何もしていない。



レチネッテf  ドイツコダック製のフランス向けのカメラ
1955年〜1958年発売
レンズはフランスの高級レンズメーカーのアンジェニュー製で F3.5 45mm。 シャッターの表示がないが多分自社製のものでB,1〜1/250秒。
当時の法律で、フランス向けのカメラにはフランス製のレンズと付けたものと思われる。
少しはレンズ表面に傷があるが、余り撮影には影響しないと思われる。でも、画面が独特のモヤ―とした感じになる。内面反射とも思えないので、レンズの性質だろうか、構造的にはレチネッテTと変わりないのに、写り方がずいぶん異なる。



レチナVS  ドイツコダック製のカメラ
1958年(昭和33年)発売のレチナシリーズ最終機
レチナ・クセノン F2.8 50mm、全玉交換のレンズ交換はできます。
シャッターはシンクロコンパー B・1〜1/500秒
セレン露出計は健在で生きていた。
レンズも比較的綺麗であり、入手して何もすることなく作例に入れる。



レチネッテTa
1959年(昭和34年)発売  ドイツ製のコダックカメラの大衆機
シュナイダー・レオマ F2.8 45mm  シャッタープロンターB・1/30〜1/250
レンズ後玉の前に少し白いカビが見られるが、当分はそのまま使用しよう。



コダック レチナ レフレックスS  
1959年(昭和34年)発売  ドイツ製のレンズシャッター式一眼レフでその上レンズ交換まで出来るタイプ。
レンズはシュナイダー レチナ クセノン F1.9 50mm
金属の塊のような重いカメラで、初期の一眼レフのため、クイックミラーになっていないので、フイルムを巻き上げてミラーが下がって見えるようになる。
そしてシャッターを切った瞬間ファインダーが真っ黒になってしまう。
それでも、通常は絞りが開放だが、シャッターが切れる瞬間は所定の絞りになるという機構。



レチナ・オートマチックU
1960年〜1963年にかけて発売されたカメラ
レチナ−クセナー F2.8 45mm
シャッターはコンパーで形式は不明 B・1/30〜1/500秒
レンズも比較的綺麗な個体。


戻る