ロード35T 作例3
  1953年(昭和28年)発売  ハイコールC  F3.5  4cm セイコーシャラピッド
この頃のロードのカメラレンズは殆ど白濁しているのが多いのですが
この個体は白濁していませんでしたが、レンズに拭き傷が多く撮影に影響が出てますので
研磨しました。フレアーは無くなりましたが、周辺部に酷いボケが出ました。
像が二重になるほどの酷いピンボケですね。
研磨と云っても、表面のコ―キングの傷を少し緩和する程度の研磨です。
レンズの位置や裏表が反対の様な出かたですね。
でも、最初から組み立てられていた通りで、それ以上遣りようが無いのです。
枠とレンズが分離すれば、そのようなことも考えられるのですが、レンズとその枠が
離れませんので、別の組立ようがないのです。でも周辺部がボケる状態。

今回は3回目の挑戦。
ボデイから鏡胴を完全に分離し、レンズを3群に分けて良く点検したが、原因が
判らない。そのまま組み立てると以前よりも悪くなったように思う。



周辺部のボケが酷いです


周辺部のボケが酷いです


周辺部のボケが酷いです


周辺部のボケが酷いです


周辺部のボケが酷いです


周辺部のボケが酷いです

戻る