大阪府の茅葺民家 4
服部緑地
日本民家集落博物館

解説の文章は日本民家博物館のパンフレットからの転記です

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宮崎県
日向椎葉の茅葺民家
部屋が横一列に並んだ細長い形の山村の民家です。
前面にウチエン・ホンエンが並び椎葉神楽を催すのに使われていました。
長野県
信濃秋山の茅葺民家
入口が前に張り出した中門造りの雪国の民家です。壁が厚いカヤで葺かれ、また堀立柱や土座(土の上にムシロを敷いて暮らす)など、非常に珍しい民家です。
奈良県
大和十津川の民家
屋根は吉野杉を用いたソギ葺で、風雨より家を守るために、ウチオロシという軒板を張っています。谷沿いに建てられているため、細長い間取りになっています。
福井県
越前敦賀の茅葺民家
豪雪地帯の民家で、太い梁を何本も用いた頑丈な構造をしています。台所は床を一段低く張り、土座住まいの名残をとどめています。
岩手県
南部の曲家
住居とウマヤをカギ型にくっつけた農家です。座敷からウマヤをニワごしに見ることができ、冬季の馬に飼育に便利なようになっています。
大阪府
摂津能勢の茅葺民家
室内を縦に2分し、片側を土間にした、能勢地方に特有の間取りです。江戸時代初期に建てられ、古民家のたたずまいをよく残しています。
鹿児島県
奄美大島の高倉
湿気を防ぐため、床を高く上げた穀物貯蔵用の倉庫です。一本ばしごで登るようになっており、支柱は「ねずみ」が登れないよう、堅い木で作ってあります。
岐阜県
飛騨白川の茅葺民家
三階建ての大きな屋根が手を合わせた形に似ていることにより「合掌造り」と呼ばれています。大家族制でも有名な飛騨白川郷の民家です。
大阪府
堂島の米蔵
江戸時代、大阪は「天下の台所」として栄え、堂島川沿いには緒候の蔵屋敷が建ち並んでいました。