唐津市
旅館綿屋
佐賀県唐津市大名小路5-11
電話 0955-72-4181 

旅館綿屋の正面

旅館綿屋の正面の夕景

旅館綿屋の入口を入ったところ

 からつ温泉綿屋は城下町唐津を流れる松浦川の河口近くにあり、国の登録有形文化財に指定されている旅館である。
割烹旅館綿屋が木綿町で創業されたのは明治9年のこと。客室数5、広間1で営業をはじめたのでもう140年ほど前になります。そして昭和8年に、炭鉱王田代政平が建てた別荘豪邸を割烹旅館綿屋が譲り受けて、今日に至っているのです。
この豪華な別邸は田代政平が明治38年頃に建てたもので、修復・補修・改装などを繰り返しながら今も割烹旅館 からつ温泉綿屋として受け継がれている。
この旅館の予約は楽天トラベル経由で行った。普通は街道沿いの部屋と電話で頼むのだが、この旅館は奥まっていて街道に部屋が沿ってない。ならばと楽天トラベルに頼んだのでどんな部屋に案内されるかは判らない。
前の道から庭園の横を通り、150年と云われる槇の樹の大木の横を通って玄関に辿り着く。玄関横の駐車場には電気自動車のための電気供給口が備わっているのには驚いた。
そして案内されたのは玄関を入って真っすぐ突き当り右側の、奥の庭に面した最高の部屋と思える浦島という部屋。天井が非常に高い見事な部屋で一人で泊まるには勿体ない部屋だった。泊まった部屋入口前は休憩場所と思われそれらしい設えが備わっていた。
夕方、玄関フロント辺りで、部屋担当の仲居さんに女将を紹介してもらったが、大した内容の話をしなかったのか何を話したか覚えていない。後で何代目の女将かを聞き忘れたのを残念に思った。夕食は部屋食で、朝食は朝食会場で頂いた。割烹旅館と名乗っておられるので料理内容は良いのだろうが、何せ私は食については全く無頓着なので、料理については割愛させていただきたい。また、温泉にも力を入れておられるが、この温泉についても余り関心が無いので申し訳ないと思いながらの入浴だった。
日が暮れてから、部屋から庭に出てみると、ライトアップされた唐津城が松浦川の向こうで光っていた。
朝食会場は大広間で前庭に面している。朝食を運んできた仲居さんに良い庭ですねと声をかけると、この庭の手入れは我々従業員がするのですよ、下手なものだからドンドンと庭木が枯れていくと仰っていたが、本当だろかと疑いたくなる程、良い庭に思った。
(2017.2.21 宿泊)


泊まった部屋 浦島 随分天井が高かった

泊まった部屋 浦島 天井が高いですね

玄関から続く石畳・飛び石の奥右側が部屋の入口だった。

階段

玄関前のお庭 朝食会場(大広間)から見た前の庭

奥のお庭

奥の庭から見た部屋の夜景

奥の庭からみた唐津城

2階部分から見た旅館の入口部分

露天風呂

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