越知町 | ||
谷脇旅館 | ||
高知県高岡郡越知町甲1612 電話 0889-26-0008 |
谷脇旅館の前景 |
谷脇旅館の夕景 |
谷脇旅館の玄関 |
越知町は仁淀川の舟運が盛んだった頃から、戦後のモータリゼーションが発達するまでは、人や物産の集散地として賑わっていました。 越知町の町並、高知と松山を結ぶ旧松山街道に沿って建つ谷脇旅館は、玄関脇の大きな松が出迎えてくれる。大正初期創業の堂々たる店構えの老舗旅館。吉田茂元首相も泊ったことがある部屋が残されている。 予約時に入口左側の2階の部屋に泊めて欲しいと頼んだが、長期の宿泊者があると断られ、玄関の上の部屋になった。女将に案内されるとき、玄関上2階の廊下の窓ガラスがユラユラと歪んでみえる。明治期~大正初期にかけて製造されたガラス。嬉しくなって直ぐにカメラを持ちだした。 旅館は中庭の池や樹木を取り囲むように回廊式に建ち並び、その奥に吉田茂元首相が泊った豪勢な部屋を持つ2階建ての建物があり、更にその奥に立派な庭園が設えられている。 中庭の池には赤白の大きな鯉や色の派手な魚が多く泳いでいたが、チョット水が少なく、大きな鯉は寒そうで、冬眠中のためか殆ど動かなかった。 旅館の建物は創業時からのもので、窓ガラスや床間・書院の障子などには繊細な細工が施され、趣ある凝った造りの階段が見られるなど、大正初期の豪勢な造りの建物。 女将一人との応対だけだったが、当日の宿泊者は全部で6名で、私以外は仕事のための長期滞在者のようで、食堂に自分用の酒が隅に置かれていた。ご主人が料理をされているようで、高校生位の娘さんの姿も見かけた。 (2015.12.7宿泊) |
谷脇旅館の正面入口 |
泊った部屋 |
吉田 茂元首相が泊った部屋 |
吉田 茂元首相が泊った部屋 |
吉田 茂元首相が泊った部屋から見た庭 |
奥の部屋 |
正面玄関の2階部分の廊下、繊細な細工にビックリ |
正面玄関を2階から見る |
凝った階段 |