宇和島市 津島町岩松 |
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三好旅館 | ||
愛媛県宇和島市津島町岩松814-1 電話 0895-32-2107 |
正面の外観 |
正面の夕景 |
入口 |
津島町岩松の江戸期は岩松港(河川港)として繁栄していた所で、物資集散地として栄えた港町であり、ここから千石船も発着したそうだ。岩松港は土砂流入で機能を失ったが、在郷町としての機能を残し今にその姿を残している。 道に沿って2階建ての、明治期から大正期建築の家屋が多いようで、町並から造り酒屋や醤油屋・米屋・呉服屋などがあり、在郷町として栄てた様子が伺え、獅子文六の「てんやわんや」の舞台となった町並みはそのまま残っている。 そんな町並の中に、街道に沿って三好旅館が建っている。最初の印象はこの建物の屋根が変わっているなあ。2重になった屋根、でも土蔵の屋根とは少し違うが。 案内願ったのは入口正面の2階部分の部屋。実は予約時にこの部屋希望と伝え願いを叶えてもらったもので床の間も付いていた。創業は明治15年で、建ったのはその直後とのことだった。案内願った女将は4代目で、5代目の息子さんと一緒に切り盛りされているそうだが、5代目の息子さんは一度も顔を見なかった。 屋根が変わっているのは、創業当時は珍しい3階建ての建物だったが、台風で屋根瓦が飛び、隣から苦情が出たので、昭和初期に3階建ての3階部分を撤去して2階建てにしたので、こんな屋根になったとのことだった。また、今はお遍路の宿泊客を主にしていて、改装を重ねて今風にしているので、床の間のある部屋が少なくなったとのことだったが、それでも入口玄関の天井は梁が剥き出しのままだった。 3階建て当時の写真が、玄関に飾られていたが、余りにも像が淡くなっていたので、写真では上手く表現できなかった。 泊ったのは木造本館の玄関入口の上の部屋だが、食事したのも調理場も、宴会場や住居部分も、一軒隔てた左側の鉄筋コンクリート造り3階建ての別館であった。 (2018.12.17宿泊) |
泊った部屋 |
別の部屋 |
別の部屋 |
玄関部分 |
玄関の天井 |
入口を内側から見ると |
正面玄関 |