綾部市 | ||
小西屋 | ||
京都府綾部市田町31 電話 0773-42-0024 |
小西屋前景 |
小西屋夕景 |
小西屋入口 |
綾部市にある古くから料理旅館は旧街道筋だった今の本町通りに面しているが、小西屋は本町通から分かれて池田(大阪府)に向かう街道筋に面している。創業は110年程前というから、明治末期から大正初期と思われる。旅館部分の建物はその当時に建てられたものとのこと。 予約時に出来れば前の道に面した部屋と希望した。街道に沿っては小さな窓のある建物だったので、希望が叶えられるか疑問を抱きながら訪ねたが、本当に小さな窓が二つ並ぶ道に面した玄関上部左側の部屋だったのでビックリした。建物は創業時の建物だそうですが、部屋は改装され床の間は無く、古さが見られるのは古く太い柱が一本あっただけだった。案内願ったのは女将だったが、寒い時期故に良くエアコンの利く部屋が当てが割れたようで、古い旅館に多いホームコタツが設置されていなかった。 何時ものように女将にお願いして他の部屋も見せて頂いた。そして厚かましくも普段客室として使って居られない離れの部屋も快く案内してもらい感謝、感謝。 旅館内の通路や廊下などは改装が進み、殆ど伝統的な古さは見られなかったが、泊った部屋以外の部屋は床の間を含めて、古い伝統的な様式を残した部屋が多かった。と言うのはやはり寒い時期だからエアコンのよく利く部屋が割り当てられたのがよく理解できた。 庭は本館にも離れにも立派なものが備わっている。庭が二つに分かれているのはと疑問に思ったが、その理由は、離れ部分の建物と庭は、後に近くにある大本教(宗教団体)と関係ある建物だったが買い取ったとのこと。成るほどそれで、間に細い路地と水路がありどう見ても別の屋敷と思われるのだった。 女将は4代目とのことで、料理はご主人が造っておられるとのことだった。女将はチョット足を悪くされている様だったが、旅館の内部は綺麗に掃除され磨きあがっている。あまり使って居られない離れも綺麗な状態に保たれている。これ程綺麗に掃除されている旅館は珍しいと思った。誰が掃除されているのだろう。女将以外に従業員らしき人も見かけなかったのだが。そして庭も手入れが行き届いている。冬だから草も生えないだろうが、落ち葉の清掃も見事なものだった。 表の道に沿って入口が二つある。今は右側が正式な入口だが、創業当初は左側が本当の入口だったのかも知れないと思い女将に訪ねても、私が知っている限りでは今の状態だったとのこと。 それにしても今回の宿泊で女将とよく話した。特に夕食中話し込み、午後6時30分から始まった夕食が、気付くと午後9時を過ぎていた。大変長い時間お付き合い願い申し訳ありませんでした。でも、楽しい時間を過ごせたことを感謝しています。有難うございました。 (2019.02.18宿泊) |
泊った部屋 |
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別の部屋 |
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別の部屋 |
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食事した部屋 |
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食事した部屋の縁側 |
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食事した部屋から庭を見る |
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庭 |
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旅館正面にある入口、昔の入口?? |
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入口を内側から見ると |
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泊った部屋からみた前の道 |
部屋の意匠 |
洗面所の意匠 |
入口の上がり框の板 |
離の部屋 |
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離の部屋 |
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離の部屋から見た別の庭 |
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離の前の庭 |
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離の入口 |