福岡市
鹿島本館
福岡県福岡市博多区冷泉町3-11
電話 092-291-0476 

鹿島本館の前景

鹿島本館の夕景

鹿島本館の入口

 2007年に福岡市で初めて国の登録有形文化財に指定された「鹿島本館」は和風旅館で博多区冷泉町にある。江戸期から昭和41年迄は福岡市万行寺前町といい、江戸期の博多の一町であった。
明治期に博多駅が完成し、また、市内電車の開通に伴い町は繁栄し、博多駅の駅周辺界隈として旅館、小売店が建ち並んだ。そんな中の旅館の一軒だったのだろう。
建築年などは判らないようだが、大正末期から昭和初期に旅館建物として建てられた、数寄屋造りの建物3棟が、国の登録有形文化財に指定されている旅館である。
今の経営者になったのは第2次大戦の敗戦後という。今で3代目の経営者夫婦が切り盛りされている。この地域は戦災で焼けなかったようで、近くに同じような古い旅館が営業されていた。
博多駅周辺で、大変賑わった地域のため、ビジネスホテル的な旅館と思っていたが、ビジネスホテルの様相は少なく、二人以上のカップルかグループに限られているような宿泊客で、中でも外国人観光客が多くを占めていた。
宿に早く着いて、宿泊する部屋以外の部屋も見せて貰いたかったが、一番見たいような部屋には既に宿泊者が入っておられ見られなかったのは残念。翌朝も遅くまで(午前9時頃)粘ったがダメだった。ビジネスホテルとしての利用でないから、遅くまで滞在される方が多く、私が宿を出たのが最初の宿泊者のようだった。
旅館内の意匠は数寄屋造りとうたっているだけあって、それぞれ異なった意匠が各所に見られる。この旅館の特徴に竹を多く使った意匠が多いとことと思う。泊まった部屋でも床の間、書院、長押、果ては天井まで竹が用いられていた。
当日の宿泊者は30人は越えていると思うが、食事が付かないもので、3代目の夫婦で切り盛りできるのであろう。そして午後9時頃からは夜の勤務と思える男性が、フロントを担当されていた。
数寄屋造りの和風旅館として、外国人を主な対象とした宿として売り出している旅館なんでしょうね、私一人で泊まるのに難色を示され、二人分の宿賃を払うことで折り合いを付けての宿泊だった。でも二人分を意識させない満足した宿泊だったのは何よりでした。
(2018.1.8 宿泊)

 
泊まった部屋

泊まった部屋

泊まった部屋の天井まで竹が使われていた

大広間

大広間

他の客室

他の客室

廊下、ガラスがユラユラと

中庭

階段、ここにも竹が

泊まった部屋の前の廊下

廊下、天井の意匠に注意、右側は装飾品の展示、左側は像がユラユラするガラス戸

客室前の廊下

入口を内側から見ると、スリッパが多く出ているが宿泊者で殆ど無くなってしまった。

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