津山市 | ||
あけぼの旅館 | ||
岡山県津山市戸川町31 電話 0868-22-2043 |
あけぼの旅館前景 |
あけぼの旅館夕景 |
あけぼの旅館玄関 |
津山市は岡山県中央部に位置し、津山城跡の鶴山公園は桜とつつじの名所として知られるところ。 慶長8年(1603)森蘭丸の弟、森忠政が入封し、そして13年がかりで元和2年(1616)津山城(鶴山城)を築き、鶴山と云われていたのを津山と改め、同時に城下町も建設した。 武家屋敷町は城を中心にして要所に置かれ12町あり、防御的な配慮から西周辺部に寺院が集められた。町人町は大手口の南に出雲街道を東西に通し、この道を中心に33の町人町が作られた。 城下町の道路は全て曲折を持たせ、直線で城に達することはできず、出雲街道は18ヶ所で折り曲げてあった。 「あけぼの旅館」はかっての城下町の町人町の中程に位置し、江戸期から続く津山市中では最も古い老舗旅館である。入口玄関の建物は江戸末期の建物、奥の建物は明治中期の建物でともに国の登録有形文化財に指定されている。奥の建物の2階には「乃木の間」という乃木将軍宿泊の部屋がある。 また、江戸中期の蘭亭曲水の屏風絵も飾られているが、玄関横に6枚と乃木の間入口に6枚が飾られていたが、どれが蘭亭曲水の屏風絵かは、ハッキリと説明が聞けなかった。 入口玄関から奥の宿泊棟への連絡は、一旦庭に出て小さな庭を通り、宿泊棟に入るようになっていて、感じが良い光景が見られ私は気に入ったが、足の不自由な宿泊者なら困るだろうなあと思う。(会食利用者が少ない時には、少し遠回りすればバリアフリーの平坦です) この旅館も老舗旅館ですが、近代的な旅館でないためか、宿泊者は少ないようで、私の前に泊った方は約1ヶ月ほど前の期日の記載があった宿帳だった。でも、料理屋としては繁昌しているようで、私が泊った日には、二つの団体(準備されていたスリッパの数から20名以上)の会食が行われていて、宿泊者は私一人で、宿泊者の食事まではチョット手が廻りかねますと、予約時から夕食を断られ、朝食のみになった。 でも、それなりの料理屋(居酒屋)を紹介して頂き、内容も価格的にも満足する夕食だった。 (2015.7.7宿泊) |
乃木将軍宿泊の部屋 |
乃木将軍宿泊の部屋 |
乃木将軍宿泊の控えの間の床の間(スズメバチの巣) |
私が泊った隣の部屋 (乃木将軍宿泊の階下の部屋) |
宿泊棟から玄関部分への通路と中庭 |
玄関に飾られていた屏風 |
私が寝た部屋 |
私が居間としていた部屋 |
玄関から宿泊棟への通路 |
宿泊した部屋に置かれていた碁石 (古いもので白の貝殻と自然石) 何故か将棋盤の上に碁石が。 |
玄関横に有った時計。今でも動いていたが、毎日ネジを廻さないと直ぐ止まると女将 |