渋温泉 | ||
つばたや旅館 | ||
長野県下高井郡山ノ内町平穏2052 電話0269-33-2165 |
冬のつばたや旅館(屋根に雪が) |
つばたや旅館の夜景 |
真田家旧本陣・つばたや旅館との看板をあげた温泉旅館。 石畳みのゆるやかな坂道の両側に温泉旅館が建ち並ぶ。外湯の大湯の先を右に曲がった所に「内湯旅館つばたや本館」との看板が目に飛び込む。 創業300年余り、3代目の当主が文化文政の頃、私財を投げ打って村人のために尽くした功績で、松代藩主真田家より本陣を仰せつかったとある。 外観は木造建築で出桁造りの2階建て、建てられたのは明治時代とのことだが、内装などは戦後に檜・欅等を惜しげもなく使った豪勢なもの。 佐久間象山、若山牧水、夏目漱石などの著名人も多く宿泊している。 この宿には妻と二人で訪ねたもの。広い玄関から入る。外観は2階建てだったが、奥に行くと3階の建物になり、通されたのは3階部分の大きな部屋。そして宿に着いて最初に案内されたのは、建物の外にある大正時代の建物の風呂建物。家族風呂との表示があった。入口を開けて中を見て妻は入らないという。普段は観光地の温泉ホテル等の設備の良い温泉に慣れているので、こんな小さな汚いような温泉には入らないと。私も風呂はあまり好きでないので、それじゃ外湯にしようと風呂建物を出て部屋に戻ったが、そのまま部屋から出なかった。食事は部屋食のようだが、隣の部屋が空いていたためだろう、食事は隣の部屋で頂いた。 翌朝早く外湯と思い、下駄でカランコロンと外湯に向かい3ヶ所程訪ねたが、懸命に水道の水で薄めるも熱すぎてとても湯船に入れない。こっちがダメならあっちと各所の外湯を訪ねるがどこも同じ暑い暑い。 大湯なら多くの方が入るのでと思い行ってみると、入った入ったと叫びながら出てこられた方がいた。 湯船に一瞬浸かり瞬時に飛び出したとのこと。誰も入らない夜中少しずつ暑い温泉が流れ込み暑くなっているようで、大量の水道水で薄めないと入れないとは宿の方の話。 結局、温泉に来て一度もお湯に浸からずに済ませてしまった話。 古い様式の豪勢さを感ずる旅館ですが、昔からの旅籠宿のような感じはしない旅館だった。 泊まったのは一度ですが、3回訪ねた写真が混じっています。 (2012.10.15宿泊) |
つばたや旅館付近の光景(冬で雪が) |
つばたや旅館の横の道 |
泊まった部屋 この奥にトイレと洗面所がある |
食事した部屋(泊まった部屋の隣の部屋) |
泊まった部屋の書院 |
大正時代に建てられた風呂(今は家族風呂として使用されていた。小さな湯船) |
大正時代に建てられた風呂(今は家族風呂として使用されていた) |