奈良井宿
御宿伊勢屋
長野県塩尻市奈良井388
電話 0264-34-3051

中山道に面した伊勢屋

伊勢屋の夜景

伊勢屋の夜景

  徳川家康が決めた5街道の一つ、中山道の奈良井宿に江戸期からの旅籠が残る、その一つが伊勢屋である。
WEB集団「いらかぐみ」のオフ会開催場所として宿泊した。斜め前が同じ旅籠の姿で旅館をされている「えちご屋」さん。この辺りが奈良井宿の中心であろうと思われる。
街道に面した伊勢屋の母屋は文政元年(1818)の創業時に建てられたもので、約200年の時を刻む建物。脇本陣や下問屋も勤めた家。建設当時の姿をそのまま残す建物の、街道に沿った部屋を希望して泊まった。通されたのは希望通り街道に沿った2階の、格子越に街道の様子がよく見える部屋だった。
江戸期の旅籠の姿をそのまま残したような建物や部屋構え。
食事はこの母屋の奥の別棟の建物。他に新しい建物がその奥に建てられていて、そちらは今風の旅館の様式だった。
只、予約時に我々仲間内で談笑するので、他のお客の邪魔にならないようにと告げると、街道に沿った3部屋には他のお客を入れないので大丈夫とのことで予約した。しかし当日、部屋に入ると端の部屋に若い外国人の女性が二人!!嫌な予感がした。
予感が当たり、食事場所から部屋に戻り、談笑をはじめると、途端に一部屋離れた女性の外国人から騒がしいとの苦情が。そう思って一部屋を空けて離れた部屋で談笑を始めたのに。成るだけ控えた話声での談笑に心掛けたが、宿の主人からの頼みもあり、早々に終わることにした。
宿では普通散策用として傘を用意している所が多いが、この伊勢屋では洋傘でなく和式な番傘が用意されていた。昔を忍んで散策して下さいとの気遣いでしょう。
(2004.5.29宿泊)

伊勢屋辺りの街道光景

母屋入口辺りの天井骨組

母屋入口にあるロビー

中山道に面した部屋で泊まる

母屋入口にあるロビーと天井
 
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