温湯温泉 | ||
飯塚旅館 | ||
青森県黒石市温湯字鶴泉60 電話 0172-54-8303 |
飯塚旅館の前景 |
飯塚旅館の夕景 |
旅館入口 |
黒石市温湯は黒石市街より南東約8km、浅瀬石川中流右岸に位置する温泉地。 温泉は天正19年(1591)旧北畠氏家臣工藤次郎左衛門が浴舎を設けてから繁昌し、寛永年間(1624~44)花山院忠長が遊び、温湯を名付けたという。江戸中期には家は30軒ばかり、湯小屋は軒を連ねていたようで、弘前藩主も享保9年(1724)、同15年、享和2年(1802)、文化9年(1812)に温湯を訪ねている。 今も温湯温泉はひっそりと昔のままの形態を保っている。土産物店もなく、○○客舎との看板を揚げた内風呂の無い湯治宿も多くあり、共同浴場の「鶴の湯」が賑わっている湯治場。昔の風情を楽しめる温泉・湯治場 黒石駅前からバスに揺られること25分、着いたところは下温湯。温泉街の中央にある共同浴場「鶴の湯」の横、道路を隔てて飯塚旅館は在った。迎えてくれたのは大きな温湯コケシと17代目という女将。 案内された部屋は前の道に面した一階の部屋。天井の高い部屋で床の間も付いている。湯治場の宿にしては高級感ある部屋だった。 女将に頼んで他の部屋も見せて頂いた。同じような設えの部屋でしたが、同じ意匠の部屋は無いようだった。只、客室は改装されてなくて古い形式の意匠が残されていたが、廊下や階段、玄関廻りなどは改装が進んでいて、古い形式のものが殆ど残っていなかった。 女将によると、明治期の大火までは、宿には内風呂が無く、温泉は中央にある共同浴場に通い、宿は「客舎」といっていたのだが、大火後には温泉を引いた宿が誕生した。その一軒に「飯塚旅館」があるとのこと。 温湯温泉で一番古いのは「後藤客舎」で二番目が当飯塚旅館と仰っていた。 源泉の温度は60℃とのこと。飯塚旅館の温泉に入ったが、名前の温湯(ぬるゆ)に反して暑い暑い温泉で、湯船から常時じゃんじゃん溢れ出ていた。女将に暑かったというと、水道の蛇口があるのでうめてもらえばと云われたが、大きな浴槽で簡単に温度が下がらないと思う。 宿に早く着いたので、温泉街を歩いてみると、温泉地の中央に共同浴場の「鶴の湯」があり、その「鶴の湯」を取り囲むように、温泉客舎や旅館が建ち並んでいて、多くの地元の人々や湯治客が歩いて、また、車で来ておられた。 「飯塚旅館」は女将が切り盛りされているのだが、女将以外に小学生のお孫さんの顔を見たくらいで、料理などは誰が造られているのかは聞かなかったので判らない。 (2018.7.3宿泊) |
泊った部屋 |
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玄関横のロビー |
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玄関横のロビー |
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玄関を内側から見る |
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別の部屋 |
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2階の別の部屋 |
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2階の別の部屋 |
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2階から見た温湯温泉浴場(鶴の湯)(温泉地中央にある公衆浴場) |
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夕方の玄関部分 |
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風呂(掛け流しの温泉) |
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玄関上に飾られていた番傘 |
ツバメの巣にご注意 |