松本市
浅間温泉

富士乃湯
長野県松本市浅間温泉3-13-5
電話 0263-46-1516

富士之湯の正面

正面の夕景

玄関入口を内側から見る

 浅間温泉は松本市北東部にある温泉で、松本市の奥座敷的な存在である。開湯は約1000年前。地元の豪族であった犬飼氏が天慶2年(939)に発見したと伝わる。
江戸時代の慶長年間(1596~1615)に松本藩主石川氏が別邸を建て、下屋敷として使用された。温泉は御殿湯と称されたのが、今の日帰り入浴施設「枇杷の湯」である。元禄年間(1688~1704)の善光寺街道各所絵図には内湯や外湯を利用する旅人の様子が描かれており、善光寺街道に接した宿場として栄えていた。
さて、富士乃湯の旅館創業は明治20年といい、案内願ったのは若女将で6代目という(大女将も帳場に居られた)。旅館としては6代目だが、創業家二木家としては20代目と仰っておられた。
二木家は小笠原小七郎貞明が南北朝時代に「二木」を家号にしたのに始まるという家柄で、九代目の与五兵衛家道が松本藩七代目藩主水野忠直氏より裃を拝領したと言うほどの名家。
天保3年(1832)に、13代目二木重次郎道之が新たに温泉の権利を取得し、富士乃湯と名乗るようになり、旅館としての創業が明治20年という。
最初に案内願った部屋は玄関入口より右手の新館2階の「りんどう」の間。トイレも備わる良い部屋なのですが、私の目的は古さを求めての宿泊。若女将に無理を言って本館の部屋に変更してもらったのが「常念」の間。部屋を変更してもらったが余り古さを感じない部屋だった。後で建築年代を聞くと、本館は昭和40年代のはじめ、新館も昭和40年代の後半とのことで、古さを感じないのも当然と思った。
建物や装飾意匠には余り古さを感じられないが、古さを伺える古文書類や古美術品・資料等は展示室や廊下に展示されていた。中にはテレビの人気番組「開運なんでも鑑定団(テレビ東京)」に出演した品も展示されていた。
歴史のある旅館ですが、建物は比較的新しく木造のように見えますが、本館も新館も鉄骨造りだそうで、現代の客層に合うように改装修復が繰り返され、全客室10室のうち半露天風呂の備わった客室が3つもあった。
(2019.3.21宿泊)

泊った部屋

泊った部屋から見た入口風景

別の部屋

別の部屋

玄関入ったところ

展示室 宝物

展示品 松本藩主から拝領した裃

展示品 古文書などの資料

正面入り口

泊った部屋から見た夕景、遠くは松本市街

松本藩主より拝領した裃の説明

大浴場「芙蓉」
 
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